結婚式に欠かせないのが、花嫁の持つブーケ。そして何気なく目をひくのが新郎の左胸に飾ってあるお揃いのブートニアです。余裕があれば好きな花を使って手作りしてみてはいかがでしょうか?
ブーケ
ご存知の方も多いかと思いますが、生花や造花の花束の事です。
ブートニア
結婚式の時に新郎の左胸に挿す花の事。昔、男性が、女性の家までの道すがら摘んだ花を集めてプロポーズし、女性の返事がOKなら、その中から花を一本とり、男性の左胸に挿すという習慣が由来になっているそうです。
材料
花、オアシス(生花用吸水スポンジ)、割り箸、花切ばさみ、ワイヤー、ピン、テープ、接着剤等です。(通販で購入できる市販のブーケホルダーを使えばオアシス(生花用吸水スポンジ)と割り箸は不要です。)
市販のもの
材料をまとめたような市販のブーケキットもあるようなので、利用してみるのも良いかもしれません。価格は1,000円ぐらいから20,000円ぐらいまでと様々です。
下準備(オアシス(生花用スポンジ)等)
割り箸で代用する場合、10cm×15cm程度にカットしたオアシス(生花用スポンジ)に一度浅く穴をあけ、接着剤を流した後、再度割り箸を深く差します。乾いたらオアシスに水を吸わせます。
下準備(持ち手)
今回は割り箸の先を削ってオアシス(生花用スポンジ)に挿したもので代用していますので、オアシスに先を削った割りばしを写真のように刺します。割りばしのうち、オアシスから出ている部分に好きなリボンを巻きます。
下準備(花)
花材は作りたい長さより2~3㎝長めに茎をカットし、最低2時間ほど水につけておき、花をシャキっとさせておきましょう。
水を吸わせる
花に水を吸わせる作業は「水揚げ」と呼ばれますが、花の種類によりいろいろコツがあるようなので、興味のある方はネットで調べてみるか、花を買った場合は、花屋さんに聞いてみるとよいと思います。
花を挿す
茎を斜めにカットして、茎の周りに接着剤をつけ(切り口は避けましょう)、スポンジの周囲四か所に花を挿し、メインをそのてっぺんに挿します。最初の4か所を基準に間に花を挿し、横のライン、縦のラインの隙間を埋めます。
隙間を埋める
隙間を埋めるように他の小花や実を挿していきましょう。大きな花より頭ひとつ出るくらい高めに挿すのがポイントです。葉を挿す場合は表を外側にして下の部分を囲いましょう。今回はツタを長めに垂らしてみました。
ブートニアを作る
必要に応じてワイヤーをつけたり、水を吸わせた綿をテープで巻いて(造花なら必要ありません)、一輪の胸飾りを作りましょう。
仕上げ
お好みに応じてリボンやレースでデコレーションしてください。
保管
生花の場合、前日に作るのがベストのようです。出来たものは涼しいところに保管し、霧吹きなどで水分を何度か与えるようにすると良いでしょう。
時間とコスト(今回の場合)
今回は庭に咲いている花と造花を組み合わせて作ってみました。花を摘む段階も含め、所要時間は2-3時間で、材料費はオアシスやテープ、造花等あわせて1,000円前後でした。
個人的な感想
最初はなかなか難しいので、前日に初挑戦で作るよりも、余裕があれば何度か練習しておくことをお勧めします。あらかじめ葉を取り除き、茎が折れやすい場合はキリなどであらかじめホルダーやオアシスに穴をあけておくとスムーズです。
(参考資料)
- みんなのウェディング(http://www.mwed.jp/jyuku/categ26/lecture479/、2016年12月15日閲覧)
- 手作りの結婚式 小西時子 成美堂出版 2004年 p124、125