結婚といえばやはり「指輪」、気持ちの詰まった大切な指輪。二人の誓いの証でもあります。是非とも美しく撮影して記録に残しておきたいですよね。きれいに指輪を撮影するための要点をまとめてみました。
指輪の特徴を把握
結婚の約束を交わしたときに男性から贈られる婚約指輪(エンゲージリング)には大きく分けて4種類あります。特徴を把握するだけで撮影の構図や角度の参考になるかと思います。以下それぞれの種類を解説していきましょう。
- ソリティア:一粒のダイヤモンドを引き立てる
リングの真ん中にダイヤモンドを一粒だけ施した定番デザイン、一粒のメインの石だけを数本の爪で留めることで、石が光をより多く取り入れて輝くようになっています。 - メレ(サイドストーン):小さなダイヤモンドで華やかに演出
小さなダイヤモンドが、センターストーンの周囲に添えられたデザインです。またサイドストーンにはピンクやブルーダイヤモンドをあしらうこともでき、、ファッション性が強くなります。 - エタニティ:リング全周にダイヤモンド
リング全周に同じカット、同じサイズのダイヤモンドが一列に留められているものです。指の上から見た場合、サイドにもぎっしりダイヤモンドが留まっているため、とてもゴージャスに見えます。 - パヴェ:たくさんの小さなダイヤが一斉に光を反射
パヴェとはフランス語で「石畳み」を意味します。アームの部分に小さなダイヤを隙間なく留めたもので、ダイヤが一斉に光を反射させるのでとても豪華な印象を受けます。
自然光で撮る
フラッシュは使わずに、自然のやわらかい光で撮るのが良いです。直射日光を避け、少し影に入ったところぐらいがちょうど良いようです。フラッシュを使うとすべてが白く光ってしまい、質感がなくなってしまいます。
カメラと被写体(指輪)を固定
手ブレ防止のために三脚等で固定しましょう、あと撮影する指輪がグラグラしても被写体ブレが起こるので指輪も安定した場所に置き、しっかり固定してください。コンパクトデジカメ用の小さな三脚は100均でも購入できます。
多くのデジカメには手ブレ防止機能がついていますが、被写体ブレには効果がありませんし、手ブレに対してもカメラを固定するのが一番の対策になります。
画質優先の設定
次に可能であればデジカメのISO感度を低め(100程度)に設定しましょう。室内でフラッシュを使わずに取ると、光量が少ないため手ブレや被写体ブレ防止のためにデジカメがイメージセンサーの光感度を自動的に上げてしまいます。
イメージセンサーの光感度が高いと画像内にノイズが発生しやすく、ザラザラとした画質になってしまう欠点があります。カメラと被写体(指輪)をしっかり固定する場合は、安心して画質優先の設定にしましょう。
小道具を使う
指輪の質感がきちんとでるように、画用紙等を敷いてホワイトバランスを整えると良いようです。もしくは布を敷くときれいな印象を与えるそうです。
指輪がきれいに撮影できたら、是非Pixwedのムービーにアップしてみてください。指輪にまつわるエピソードも一緒に載せると、きっとゲストも喜んでくれるのではないでしょうか。
(参考資料)
- アクセサリー&ジュエリー&小物 撮影方法まとめ(http://matome.naver.jp/odai/2137309189451562501、2015年12月01日閲覧)
- 東京ウエディングコレクションvol.44(2015年7月20発行、p.150、株式会社サイファ、2015年12月01日閲覧)